

2020.12.14 UP
研修日時:令和2年11月13日(金)9:30~13:00
研修目標:教育プロセスを理解し、看護学生や後輩・経験看護師個々の人の学び方に添った学習支援がわかる
研修手法:リモートによる講義
受講者:事業団版クリニカルラダーⅢ~Ⅳ、マネジメントラダーM1 15名
事業所において後輩や看護学生のサポートが期待されている職員に向け企画した初めての研修です。当初集合研修を企画しましたが、新型コロナ感染の拡大により延期を経て、結果的にはリモートによる開催としました。
リモート研修にまだ不慣れな看護部と受講者でしたが、なんとか無事講義を受けてもらうことができ、受講者からは「集中して聴講できた」「移動する手間や疲労がない」等の好感触を得ることができました。反面、受講者間のコミュニケーションがないことによる寂しさを感じる受講者もいました。
令和3年1月にこの研修第2弾をおこないます。この受講者がリモートでつながり、グループワークしてもらう予定です。
2020.12.10 UP
研修日・場所:1、令和2年11月11~12日 札幌市 道民活動センターかでる2.7
2、令和2年11月18~19日 釧路市 生涯学習センターまなぼっと
対象者 :事業団版クリニカルラダーⅡ~Ⅲの看護職員等
受講者数:12名(札幌7名・釧路5名)
研修目標:1、看護の振り返りにより、根拠と意味を持った実践として深められる
2、自分が大切にしている看護を他者に伝えることができる
3、今後の自己目標をたてることができる
研修内容:看護部長の講義「自分の看護を振り返り、自分を高めよう」
教育委員の講義「事例を振り返って成長する」
リフレクション手法を用いた事例検討
事業団では事例検討を行う現任研修を丁寧に続けています。受講者からは「自分自身の振り返りを意識的にすることで、学びになりました。」「心の中のモヤモヤは誰しもが持っていて、皆同じ経験をされていることに安心と今後のやる気になりました。」「コロナが増加してきて研修に不安もありましたが、参加して自分の意見を聞いてもらうことで新しい発見もあり、楽しく過ごすことができました。」の感想か聞かれました。
北海道では10月下旬からあっという間に新型コロナ感染者急増となり、研修をすべきか否か非常に悩む毎日でした。既に受講者が事前レポートを提出してくれていたことや、少人数による研修であることから、感染対策を徹底して実施するに至りました。幸い、受講者が後日体調不良をきたすことはなく、ほっと胸を撫でおろしたところです。今回の体験を踏まえ、令和3年度の研修のあり方について、教育委員と検討したいと考えているところです。
2020.11.12 UP
去る令和2年10月6日、北見市で訪問看護入門セミナーを開催いたしました。北見では初めての開催、そしてコロナ禍の中ではありましたが、感染対策を講じ5名限定とさせていただき、3名の受講者が参加してくださいました。少人数で、アットホームな雰囲気の中、興味をもって講義を聞いてくださっている様子がみられ、大変嬉しく心強く感じました。ステーション見学実習は3名全員がご希望されていたのですが、日程の都合が合わない方がいたため、2名の方に実施。訪問看護の実際に触れる機会となり、「楽しかった、ぜひ働いてみたい」という頼もしい感想もいただきました。
2020.11.02 UP
令和2年度「訪問看護入門セミナー(旭川会場)」を開催しました。新型コロナの影響で、8名という人数制限を設け、例年行っていたステーション見学実習は希望者のみの受講となりました。その代わりに、「私の訪問看護職場体験」というビデオを観ていただき、訪問看護現場のイメージを持っていただくような働きかけも行いました。受講生は積極的な姿勢で講義に臨み、「充実した時間だった」「訪問看護をやってみたいと思った」「職場復帰への不安が軽減できた」などと評価してくれていました。
2020.09.30 UP
日時: 令和2年9月8日(火)9日(水)
場所: 北見地域ケアプラン相談センター会場
受講者: 道東の職員3名
研修目標:1、訪問看護の基本と特徴がわかる
2、自分の訪問看護を振り返ることができる
3、訪問看護を実践する上での自己目標をたてることができる
内容: 講義・演習・訪問看護ステーションの同行訪問
訪問看護ステップアップ研修は、事業団版クリニカルラダーⅠ~Ⅱの職員を対象に毎年札幌で開催していますが、家庭等の事情で宿泊を伴う移動が困難な職員もいるため、2年前から地方での開催を始めました。今回は2年ぶりの開催です。
砂山看護部長は講義で訪問看護がますます必要とされることを説明する他、クリニカルラダーについて説明するとともに、最後は受講者に看護観を問いかけました。また、羽幌地域訪問看護ステーションの浮田所長も講義の中で、事例と体験を振り返る中から自分の看護を見つめたことを説明し、医師との協働エピソードなども披露しました。
少人数での研修でしたが、写真のように離れた距離で換気を保ちながら意見交換しました。受講者は、他訪問看護ステーションの訪問に同行する機会はないため、客観的に訪問看護を考えることができました。また、ファシリテーター支援のもと、自己を開示し意見を言う学習の機会ともなりました。
同じ事業団の職員がたとえ少数であっても、平等に研修が受けられるよう、今後も工夫していきます。
2020.09.28 UP
日時:令和2年8月25日(火)9:30~17:00、26日(水)9:30~15:30
場所:北海道民活動センターかでる2.7
受講者:事業団版クリニカルラダーⅠ~Ⅱの看護師 15名
研修目標:1、訪問看護の基本と特徴がわかる
2、自分の訪問看護を振り返ることができる
3、訪問看護を実践する上での自己目標をたてることができる
内容:講義・演習・訪問看護ステーションの同行訪問
砂山新看護部長は「素敵にStep up」の講義の中で、社会情勢や制度の視点から訪問看護がますます必要とされることを説明する他、クリニカルラダーの4つの軸はつながっていることをわかりやすく説明し、最後は受講者に看護観を問いかけました。
また、札幌東訪問看護ステーションの小原所長は「訪問看護の基本となるもの~日々の実践を振り返ろう」の講義において、事例と体験を細かに振り返る中から、自分の看護観を培ったことを話し、受講者も同様の体験や感情からステップアップできることを確かめることができました。
日頃、他訪問看護ステーションの訪問に同行する機会は滅多にないため、受講生は同行訪問することで客観的に訪問看護を考えることができ、満足感につながりました。
感染予防のため、今回の演習では受講者にフェースシールドを配布し、意見を述べる場合に使用してもらうこととしました。札幌は気温30度を超える暑さとなり、室内の冷房と換気とフェースシールド着用という環境コントロールの難しい中、受講者は協力してくれました。そのような中、同じ悩みや課題を持つ仲間と意見交換したいという気持ちがありありと伺われ、対面でしかかなえられない研修内容と、離れた距離でできる内容との整理が必要と痛感しました。皆、明るい表情で帰っていったのが印象的です。
尚、対面での研修参加を辞退した職員がいることも事実です。今後も安心して研修に参加でき、看護実践の向上が図られる場の提供に努めていきます。
2020.09.28 UP
2020年9月11日(金)に、自治労会館(札幌市中央区)にて、Zoomを活用して令和2年度第1回リハビリテーション支援グループ主催研修会を開催しました。新型コロナウイルスの影響で今年3月の研修会が中止だったので、道内のリハスタッフと再会するのも1年ぶり…皆さんお元気そうで良かった(^^♪
今回の講演は、國田幸治氏(動機づけ面接トレーナー、林下病院リハビリテーション部 作業療法士)をお招きし「動機づけ面接の実際」というテーマで、ご講演をいただきました。動機づけ面接とは、どのようなものなのか、Zoomでグループ分けしながら演習するなど、考え方や実際のテクニックの一部を分かりやすく学ばせていただきました。今回学んだことを臨床場面で生かし、利用者さんの目標が達成できるように動機づけしていければと思います。
初めてのZoomでの研修会で、どうなることか心配でしたが、なんとか無事に終えることが出来ました。リハスタッフと直接再会できるように、新型コロナウイルスが1日でも早く終息することを祈っています!
2020.08.19 UP
日時: 令和2年8月8日(土)13:30~16:00
研修場所: 函館市 サンリフレ函館
研修目標(1)在宅を取り巻く社会制度の変化を理解し、自組織が地域に求められる看取りケアについて考えることができる
(2)利用者・家族の意思決定支援の重要性を理解できる
(3)看取りケアの実践報告から、質の向上及び関係機関との連携強化の必要性が理解できる
研修内容
講義「訪問看護が支える在宅看取り~看取りの実際と関係機関との連携」
講師 登別訪問看護ステーション 南 のぞみ
実践報告「在宅で看取るつもりであっても~自宅での看取りを希望されていたがかなわなかった一例」函館訪問看護ステーション 奈良岡裕恵
実践報告「訪問看護が支える在宅看取りケア~看取りケアにおける意思決定支援の実践」江差地域訪問看護ステーション 佐藤麻美
受講者は講義・実践報告を聴きながら、利用者・家族の意思や揺らぎに寄り添うことの大切さを感じとることができ、「これだという決まりや答えがないこと。だからこそその人に合ったケアを考えながら行う必要があると改めて考える機会となった。」「私達だけでは出来なくても関係機関と共に動くことで変わると思いました。」等の感想が聞かれました。
人生100年時代を迎えた現在、私達訪問看護師がその人それぞれの「人生の最終段階における意思決定支援」に尽力したいですね。
2020.08.18 UP
開催日時:7月17日(金)
開催場所:かでる2・7
参加者:14事業所 25名
今回は「支援経過記録」に焦点をあて、講義と演習を行いました。
かさまつケアオフィス合同会社の笠松代表に講義をいただき、改めて「支援経過記録の在り方と記録の実際」を学びました。
演習では自分の記録を持ち寄り、書くべきポイントが記載されているかを互いに確認しながら再確認しました。また、新たに導入されたワイズマンシステムの活用に関する情報交換も活発に行われました。
広い会場を確保しこまめなアルコール消毒の実施、マスク着用、白熱する演習時も対面の間隔をあけ、換気に努め、感染対策をとりながら無事終了できました。
2020.07.20 UP
令和2年2月、北海道においても新型コロナウイルス感染症患者が発生、徐々に蔓延する中、2月末より事業団訪問看護ステーションにおいても感染が疑われる利用者がポツポツと出現するようになりました。そこで組織としての対応を整えつつ、実際に感染が疑われる利用者が発生する度に事務局で個別の対応について協議し、濃厚接触を疑う訪問看護師への出勤停止等の対応を行っています。
また、感染予防のマスクやガウン、消毒液の確保にも奔走しました。例えば、医療用ガウンが手に入らず100円ショップで雨ガッパを購入し代用する、クリアファイルを使ってフェイスガードを作成する、車整備用の使い捨てグローブを探す、酒屋さんで濃度の濃いアルコールを消毒用に分けてもらう等です。非常時のため、家にあるものや身近に手に入るもので安価に済ませ、利用者さんの負担を減らすとともに、感染予防について、皆でワイワイガヤガヤ知恵を絞っています。
皆が安心して働ける環境づくりをモットーとして、今現在も訪問看護師の工夫力・行動力・発想力を駆使し、この危機を乗り越えられるよう日々奮闘中です!